ジャニーズ化してゆく『紅白歌合戦』

「第61回紅白歌合戦」観覧希望はがきが75万9480通
寄せられたと発表した。
実質、史上2番目の多さで、倍率も史上最高の578倍となった。

紅白歌合戦を観覧したければ、往復はがきで応募しなければならない。
一枚100円で倍率578倍なら、57800円分応募して
やっと1枚当たるかという感じだろう。

しかし、これだけの応募があると、
やはりジャニーズ効果と言わざるを得ない。
一昨年までは2枠だったのが
昨年はジャニーズ枠解禁とばかり4枠に増え、
今年も期待したジャニーズファンは多かったはずだ。
その結果が観覧希望はがき数にあらわれている。

ましてや、視聴率も上昇するなら、
今後もジャニーズ枠が増える可能性がある。
紅白歌合戦もジャニーズ化していくのだろうか。
そうなれば、一番困るのが演歌勢であり、
演歌を楽しみにしている年配層だ。
演歌歌手は紅白に出ると次の年の収入に影響する。
それが、演歌枠減となれば死活問題だ。
今年も演歌勢の激しい抵抗があったという話だ。

ジャニーズ枠、演歌枠
今年の紅白が、今後の紅白歌合戦のあり方を決める
分岐点になるかもしれない。